ビッグマウス

勝率10%の三流弁護士のパク･チャンホは、大きな詐欺に遭い、直接引き受けた訴訟にも敗訴し、全財産を失うはめになった。弱り目にたたり目で、この事実を知ったミホに離婚を要求されて、愛するミホまで失うのではないかと途方に暮れたチャンホに１本の電話がかかってくる。大物たちが関わった事件を依頼する九川市長のチェ･ドハ。この事件、うまくいけば大金、ダメでも名誉を得ることができそうだ。

病院で目覚めたチャンホは麻薬摂取の疑いで、悪名高い九川刑務所に収監される。コン･ジフンを脅迫したからと、NRフォーラムの会員たちに連れていかれ、リンチを受けるチャンホ。一方、NRフォーラムの裏金をだまし取った希代の天才詐欺師ビッグマウスが捕まったというニュースが流れるが。ちょっと待て、パク･チャンホがビッグマウスだと？

一体誰が、なぜ、俺をビッグマウスにしたんだろう。刑務所のあちこちで脅されたり丸め込まれたりして、チャンホは混乱するばかりだった。１つ確かなのは、ビッグマウスとして認められてこそ、ミホを守れるということだ。一方、チャンホの無念を晴らすために、九川大学病院に転職したミホは癌病棟で怪しいことが起きていることを知るのだが…。

チャンホは本当にビッグマウスだろうか？チャンホの正体に対する好奇心と疑問はますます大きくなっていく。コン･ジフンは、チャンホが本物のビッグマウスなのか試すことにする。一方、ミホはチャンホが引き受けた事件の糸口を探すために九川市長のチェ･ドハに助けを求める。

チャンホはビッグマウスに関する重要な情報を知っている証人と対質尋問を受けることになり、ジフンとドハは焦りながら、その様子を見守る。一方、ジフンはソ･ジェヨンの論文を見つけようとミホに近づくのだが、ミホはチャンホの正体を知っているだろうか? それともだまされている？

チャンホはミホまでもだましていたのだろうか。チャンホに会うために刑務所の医療ボランティア活動に合流したミホは、刑務所で特別待遇を受けているチャンホに違和感を覚える。一方、ミホにソ･ジェヨンの論文がどこにあるのか知っているという情報提供の電話がかかってくるのだが…。